一般的に夜泣きの対処方法として、泣いた赤ちゃんを泣きやますためにおこなっている対処法は、実は逆に夜泣きを悪化させていることがあります。
こちらでは、夜泣きの根本的な対処法にはなっていない、いわゆる間違った夜泣きの対処方法について代表的なものを取り上げました。
泣いたらすぐに抱っこしてあやす
「えっ、なんでこれが間違いなの?」
そう思われるかもしれません。
確かに、赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこしてあやすのは当たり前と言えるでしょう。
しかし、夜泣きの場合は少し違います。
赤ちゃんも大人と同じように、寝言を言います。
ただ、赤ちゃんはまだ言葉がしゃべれないので、赤ちゃんの寝言は泣き声です。
その寝言を言っている状態で抱っこしたり、あやしてしまうと、本格的に目が覚めてしまい、眠れなくなってしまいます。
いままで気持ちよく寝ていたのに無理矢理起こされてしまったので、不機嫌になってますます泣いてしまいます。
これが新たな夜泣きを引き起こす原因になります。
もし赤ちゃんが夜中にうめき声をあげたり、泣き声をあげたりしたら、まずは「これは寝言かな?」と考えます。
そして、少しだけ(できれば2分ほど)一切何もせずに様子をみてみるようにしましょう。
寝言で泣いていた場合、赤ちゃんは自然とまた眠りの世界に戻っていくことができるはずです。
夜中のドライブ、散歩に連れていく
夜泣きの対処法として、意外とたくさんの方がしていることです。
実は、赤ちゃんにとっても良くないだけでなく、パパやママにとっても決して良いこととは言えません。
まず、夜泣きをすると夜中にドライブや散歩に連れていくのが当たり前になってしまい、それをしなければ、赤ちゃんは泣き止んでくれなくなります。
毎回夜泣きをされるたびに真夜中にドライブや散歩にいくのはとても大変で危険です。
そればかりか、実は夜泣きを悪化させる原因を作ってしまっています。
街灯や、コンビニの明かり、対向車のライトなど夜に強い光を浴びることで、余計に赤ちゃんを興奮させ、ますます眠れなくなってしまう場合もあります。
赤ちゃんが夜泣きをしても、むやみに明かりをつけたり、外に連れ出したりせずに、そのまま真っ暗な部屋にいることはとても重要です。
赤ちゃんには、「今は夜だから眠る時間なんだよ」と、身を持って教えてあげる必要があります。
DVDを見せたり、部屋で遊ばせる
赤ちゃんを泣き止ますためには、もしかしたらとても手っ取り早い方法に思えるかもしれません。
しかし、夜中のドライブと同様の理由から、夜中に泣き止まない赤ちゃんにDVDを見せたり、部屋の明かりをつけて、遊ばせたりしてはいけません。
夜中に強い光を浴びることで赤ちゃんの生活リズムを狂わせる原因にもなり、昼と夜の区別がつかなくなってしまう可能性もあります。
まとめ
こちらで挙げてきた事柄は、一時的な夜泣き対処法であり、あまりおすすめできるものではありません。
もちろんその時は赤ちゃんは泣き止むかもしれませんが、根本的な解決にはなっていません。
むしろ、生活リズムを崩し、ますます夜泣きを悪化させる原因にもなりえます。
これらの一時的な対処方法に頼らず、正しい夜泣き対策と対処方法を知ることで、赤ちゃんの夜泣きを根本から解消してあげましょう。
正しい夜泣き対策と対処方法については、他の記事でご紹介しています。
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