ママたちのおっぱい(母乳)と睡眠についての気がかりQ&Aの、シリーズ2回目をお届けします。
今回は気になる断乳・卒乳に関する質問にもお答えしています!
Q.生後10ヵ月でまだ夜間授乳を2~3回しているけど、多すぎる?うちの子はおかしい?
A.いいえ。2~3回であれば特に多いこともおかしいこともありません。
確かに生後10ヵ月で離乳食もある程度進んで食べる量も増えていれば、この時期に夜間授乳をしなくても栄養面では問題はありません。しかし、夜間2、3回程度の授乳で、それをママも負担に感じていないのであれば、無理にやめる必要はありません。
ただ、一晩に5~6回以上も夜間授乳をしていると離乳食の進み具合に影響が出る場合もあります。
Q.現在おっぱいで寝かしつけをしていますが、卒乳・断乳をするとちゃんと寝てくれるようになりますか?
A.卒乳や断乳を機に、それまでよりまとめて長く寝てくれるようになる子はとても多いです。
卒乳や断乳を迎える際には「おっぱいはもうバイバイだから、○○ちゃんはこうやって寝られるようになろうね」といったふうに、新しい寝かたを教えてあげてください。
新しい寝かたは、添い寝しながらトントンや、ぬいぐるみを渡すなど、なるべくママにとって楽なものがいいと思います。
卒乳や断乳の際に、おっぱいで寝かせてあげられないことを可哀想に思い、代わりに抱っこでの寝かしつけをしてしまうと、親が起こされる時間や回数はそれまでと変わらないという結果になりかねないので、注意しましょう。
Q.親がもっと寝られるようになりたいから、という理由で断乳しても良いのでしょうか?罪悪感でいっぱいです。
A.ご自分が納得できるまで悩んで決めてください。決めたことに罪悪感を抱く必要はありません。
ママと赤ちゃんの関係は、双方向の関わりで成り立っています。
「ママが我慢してばかり」や「赤ちゃんに我慢させてばかり」という状態では良好な関係とは言えず、どちらかに過度のストレスがかかってしまいます。
自分が納得するまで、時にはたくさん悩むことも大切です。
「赤ちゃんにとことん付き合う」という決断も、「思い切って断乳する」という決断も、その時にママが悩んでお互いにとって何がベストか決めたことであれば、罪悪感を抱く必要はありません。
「自分で考えて決めた」ということが、今後の育児の自信に繋がっていきますよ。