赤ちゃんを寝かしつける方法

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赤ちゃんがなかなか寝ない。また夜中に目を覚まして泣いている。

一体どうやったらぐっすり寝てくれるの?

もしかして寝かしつけが問題なの?

今回は、そんな赤ちゃんが起きてしまう原因、赤ちゃんのおすすめ寝かしつけ方法、夜泣きに繋がりにくい方法などをご紹介します。

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夜なかなか寝てくれない原因

新生児の場合、大人とは眠りのメカニズムが大きく違います。

赤ちゃんの眠りは大人と違って浅いのです。

※関連記事:赤ちゃんが頻繁に起きるわけ

ただし、月齢の低い場合、赤ちゃんが起きてしまう最大の原因は不快だからです。

汗をかいて暑そうにはしていませんか? お腹はすいていませんか? オムツは快適ですか?

オムツは寝る直前に交換します。長時間付けたままにしておくと、あせもの原因になり、痒みから寝てくれなくなることもあります。

また、生活リズムを整えて、早寝早起きをすることは必須です。

これをするだけで、ぐっすり眠ってくれるようになる子がたくさんいます。

※関連記事:いつから始める?赤ちゃんの生活リズムを整える方法!

寝かしつけの環境

寝かしつけるには、睡眠のための環境を整えます。

光の刺激はありませんか?

テレビやスマホといった家電から出るブルーライトを浴びると、寝つけなくなるので要注意です。

寝室は、豆電球も消して、真っ暗にしましょう。

※関連記事:赤ちゃんの体内時計は光に敏感

室温にも注意が必要です。

室温は20度前後が最良とされています。これは季節を問いません。

また、温度だけでなく、湿度にも注意が必要です。除湿や加湿をして調整します。

特に睡眠中に乾燥していると、風邪をひく原因にもなります。

※関連記事:赤ちゃんが眠りやすい温度と湿度

寝かしつけ方法

まず、睡眠前の行動をルーティン化すると、すんなりと寝てくれるようになることがあります。(「入眠儀式」と呼びます。)

これは1~2歳以上の子には特に有効ですが、赤ちゃんに対しても効果があります。

たとえば、寝る前にお風呂に入って、水分補給をしたらベッドに行き、絵本を2、3冊読んだら電気を消す、というような行動のパターンを決めておくのです。

これが習慣になると赤ちゃんも次の行動を予測することができます。

赤ちゃんはまだ眠りをうまくコントロールできないので、習慣にしてしまうわけです。

敏感な子の場合は、寝かしつけの担当も同じ人に固定すると、さらに良いでしょう。

※関連記事:入眠儀式で赤ちゃんを上手に寝かせよう!

また、夜すんなり寝てもらうためには、朝の光が大切です。

毎朝、決まった早めの時間に起こして、朝日を浴びせましょう。

眠気を誘う睡眠ホルモンは、朝日を浴びることで、夜にきちんと分泌されるようになるからです。

※関連記事:赤ちゃんの体内時計は光に敏感

昼寝にも注意が必要です。

昼寝が夕方にまでずれ込んでしまいそうな時は、早めに起こしたり、いつもより短めにして切り上げるようにします。

基本的には、夜の寝かしつけの時間も毎日同じ時刻に行うようにして、日々の習慣とします。

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夜泣きに繋がりにくい寝かしつけ方

月齢の低い赤ちゃんの場合、おくるみタオルなどで体を包み込んであげると深く長い睡眠をとるようになり、起きにくくなることがあります。

それは、ママのお腹の中にいた時の状態に似ているので安心するからと言われています。(できれば新生児のうちからこの方法を習慣づけておくと、より効果的です。)

また、低月齢の赤ちゃんは、睡眠中にビクッとしてしまうモロー反射に驚いて起きてしまうことがありますが、おくるみやタオルで体を包むと、それを抑えることができます。

ただし、赤ちゃんが起きている間は抱っこやベビーマッサージ、沐浴などで体を動かしながらたくさんスキンシップをとるようにし、おくるみなどに包むのは寝かしつけ時や寝ている間だけにしましょう。

※関連記事:赤ちゃんにおくるみを使う方法

生後3、4ヵ月頃になると自我がだんだん芽生えてくるため、おくるみなどで包まれることを嫌がるようになったり抜け出したりするようになります。

また、新生児の頃からずっと抱っこやおっぱい・ミルクで寝かしつけている場合もあると思います。

今の寝かしつけをママやパパが特に負担に感じていなければそのままで問題はありません。

ただ、夜中に頻繁に目を覚ますようになった時に毎回抱っこやおっぱいを要求されると正直きついと感じることもあるでしょう。

すぐに要求に答えられないと、慢性的な夜泣きに繋がることもあります。

一番ママにとって負担が少なく、おすすめの方法としては添い寝のまま行える寝かしつけです。

添い寝でトントン、添い寝で頭なでなで、添い寝しながらぎゅーっ、添い寝しながら安眠グッズを渡すなど、内容は赤ちゃんが気に入るものなら何でも良いのですが、ポイントはママが体を起こさずに寝ながらでも楽に行えることです。

もちろんママにも負担が少ないのですが、赤ちゃんもこの方法が定着するとママが隣にいればすぐに安心して眠りに戻ることができるようなります。
つまり夜泣きに繋がりにくくなるというわけです。

※関連記事:赤ちゃんと快適に添い寝をする方法

また、添い乳に関しては少し注意が必要です。

添い乳だとすぐにおっぱいをあげることができるため、夜中に目を覚ます度に授乳してしまう傾向にあります。

そうすると、赤ちゃんも夜におっぱいをもらうのが癖になってしまい、頻繁に目を覚ましやすくなります。(そりゃそうですよね、泣けばすぐに大好きなおっぱいがもらえるんですから)

生後2、3ヵ月以降は、夜間の授乳は2~3回程度でじゅうぶんですので、それ以上はなるべく増やさないようにしましょう。

添い乳で、一晩5~6回ほど授乳をしている場合は、そしてそれをママが負担に感じている場合は、寝かしつけを変えることをおすすめします。

※関連記事:添い乳での寝かしつけはいつからできる?癖になるの?

寝かしつけの具体的な変え方やタイミングなどについては、赤ちゃんの寝かしつけを変えるタイミングと方法で紹介しています。