寝返りができるようになり、自分でうつぶせになることを覚えた赤ちゃん。
仰向けにしてもすぐにゴロン、そのままスヤスヤ…そんな子も、多いのではないでしょうか。
でもうつぶせ寝って、ちょっと心配。いろいろリスクを考えると、なるべく仰向けで寝ていてほしいのに…。そんな風に考えるお母さんやお父さんも多いのでは?
赤ちゃんはどうしてうつぶせ寝になってしまうんでしょう・・・?
今回は、そんな赤ちゃんのうつぶせに関する疑問にお答えします!
赤ちゃんはどうしてうつぶせ寝が好きなの?
うつぶせになると、足や腕を曲げてちょっと丸まった姿勢になりますよね。
そうすると赤ちゃんは、お腹の中にいたときと同じような感じがして安心できるそうです。
大人でも、仰向けで寝るよりもうつぶせや横向きの方が好きな人、多くないですか?
赤ちゃんも同じで、なるべく安心してラクな姿勢で眠りたいのです。だから、うつぶせ寝が好きな赤ちゃんがこんなにも多いんですね。
うつぶせ寝はいつからさせて大丈夫?
うつぶせ寝が好きな子は多いですが、そもそも無理にさせるものではなく、しなくてはいけないものでもありません。
普段の遊びの中でうつぶせにすることはいいですが、それを無理に寝かしつけに使うことはやめましょう。
もし、寝つきがいいからうつぶせ寝をさせたいと思うのであれば、寝返りができるようになる6か月頃からを目安にしてください。
この時期であれば、苦しいと思ったら自分で顔を動かしたりできるようになるからです。
赤ちゃんがうつぶせ寝をするメリットとデメリット
赤ちゃんがうつぶせ寝をするメリット
赤ちゃんがうつぶせ寝をするメリットは、寝つきが良く、眠りが深くなることです。夜泣きが少なくなったという方もいます。
また、頭の形がきれいになるというメリットもあります。どれも嬉しいことですよね。
赤ちゃんがうつぶせ寝をするデメリット
ただ、いいことばかりではありません。窒息してしまう危険性や、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因となる可能性もあります。
メリットの方が多い気がしますが、命に関わる分、気を付けないとデメリットの方が大きいかもしれません。
※関連記事:赤ちゃんが寝ている時にうなる原因はなに?
うつぶせ寝の注意点
そもそもうつぶせ寝が好きな赤ちゃんって、自分で寝返りをしてうつぶせになってしまいますよね。これは仕方ないと思います。
大事なのは、うつぶせになっているときに目を離さないこと。そして、寝付いたら仰向けに戻してあげることです。
寝付くときはうつぶせでも、そのまま一晩寝かせておくようなことはしないように注意しましょう。
また、寝ている間に寝返りをしてうつぶせになる子もいます。そのときに親が気がつかないうちに窒息してしまう恐れもあるので、赤ちゃんの寝具は硬めのものにしましょう。
さらに、枕は赤ちゃんには使わないようにしてください。柔らかい枕だと顔をうずめてしまう危険性があるためです。
乳幼児突然死症候群(SIDS)にならないために
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、睡眠中に突然赤ちゃんが亡くなってしまうものです。
原因ははっきりとはわかっていませんが、そのリスクを高める要因としてうつぶせ寝があげられています。直接の原因とされているわけではないのですが、うつぶせ寝をやめることが予防につながると言われています。
うつぶせで寝付くことや、うつぶせの状態でいること自体は特に問題ないのですが、赤ちゃんをうつぶせの状態のまま長時間放置しないようにしましょう。
しっかり見守って、寝付いたら必ず仰向けに直してあげるということを忘れないようにしてください。そうすることで、SIDSのリスクを減らすことができます。
まとめ
私の娘は現在5歳なのですが、やはりうつぶせで寝ています。この年齢になればほとんど心配はいらないのですが、それでも時々呼吸をしているかは確認しています。
まだ小さい赤ちゃんともなれば、もっと心配ですよね。
うつぶせが絶対ダメということではありません。
大事なのは、うつぶせで寝ることのリスクをきちんと頭に置いておくこと。
赤ちゃんはうつぶせ寝が好きなことが多いですが、自分で危険を回避できません。何においても、好きなことを安全にさせてあげるためには、お母さんの見守りが必要です。