一般的に夜泣きは生後6ヶ月頃~1歳頃に始まると言われています。
ただし、これには個人差があるため1歳を過ぎれば一安心というわけでもありません。
「うちは夜泣きがなくて良かった!」と思っていたママも、「もう1歳になるからそろそろ夜泣きは終わるかな?」と思っているママも、1歳を過ぎてからの夜泣き事情、気になるところですよね。
実は、それまで夜泣きが一切なかったという子でも、1歳をすぎてから突然夜泣きが始まって大変になったというケースもあります。
1歳~2歳の子どもの夜泣きには、主に4つの原因が考えられます。
1歳~2歳の夜泣きの主な原因
日中の刺激
1歳を過ぎると徐々に歩けるようになったり、言葉を話し出したりする時期です。
起きている間にたくさんのことを学び吸収しているので、日々成長しているように感じます。活動範囲も広がり、刺激もたくさん受けるでしょう。
新しい体験を積むと脳は寝ている間に情報を整理するため、刺激が強すぎることが原因となって夜泣きに繋がることもあります。
生活リズムの乱れ
これは1歳未満の赤ちゃんの夜泣きとも共通する原因と言えます。
生活リズムの乱れが夜泣きの原因となっていると思われる場合、その原因のほとんどは両親にあることがとても多いです。
特に仕事の関係で遅くまで保育園に預けていたり、夫婦の寝る時間がバラバラだったりすると、子どももその影響で生活リズムが乱れ遅寝になりがちです。
生活リズムの乱れから体内時計がうまく機能せず、夜泣きとなって現れることがあります。
病気や体調不良
子どもは体調が悪い時にも、夜泣きをすることがあります。
1歳~2歳の子どもで多いのは、耳の病気と鼻の病気です。
特に鼻水や発熱の症状があるときは、中耳炎や副鼻腔炎の可能性もありますので、様子をみて病院を受診されてください。
また、腸重積などのお腹の病気のときも激しく泣きますので、日頃から便のチェックもしておきましょう。
睡眠障害
夜中に極度の不安から目覚めてしまい、恐怖を感じて泣き叫ぶ、夜驚症(やきょうしょう)という睡眠障害が隠されている場合もあります。
子どもは悲鳴を上げて怖がり、心拍数が上昇し呼吸も速まり、大汗をかくこともあります。
夜驚症は他の夜泣きと違い、深い眠りから突然目覚めるため、電気をつけたり大人が声をかけても泣き止みません。
激しく転げ回ることもあり、なだめようとしても反応しません。
夜驚症を起こす子どもの約3分の1に夢遊症(眠っているようなのにベッドから起き上がって歩き回る)もみられます。
夜驚症と夢遊症は、ほぼ全員が治療することなく自然と治まります。
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