赤ちゃんのぐっすりお昼寝入門

stockfoto_63515914_S赤ちゃんがなかなかお昼寝をしてくれない、抱っこでないと寝てくれない、布団におろすと起きてしまう。そんなことありませんか?

今回は赤ちゃんのお昼寝の重要性と必要性、抱っこから上手に布団に置く方法など、ぐっすりと快適に眠れるお昼寝のさせ方をご紹介します。

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お昼寝の重要性・必要性

ほとんどの場合、赤ちゃんは夜の睡眠だけでは不十分です。

お昼寝をさせることで生活のリズムを正し、体の成長を促進させています。
お昼寝をしないと、徐々に疲れてきて、集中力も無くなってしまいます。
睡眠不足になると、周囲への注意力が落ちるため、うまく記憶もできません。
注意力が落ちることから、ちょっとした事故にあうことも。
さらに不安が増幅されることから、周囲への興味や関心が低くなります。

また、赤ちゃんがお昼寝をしない場合、夜泣きの原因にもなります。
毎日、ある程度決まった時間にお昼寝をする習慣があると生活全体のリズムが整いやすくなります
夜の入眠儀式と同じで、お昼寝もご飯を食べたら絵本を読んで眠るなどという一連の流れを習慣化してしまうと良いでしょう。

お昼寝の効果

赤ちゃんのお昼寝は、日中活動して学んだ記憶を整理する効果があります。
特に赤ちゃんが話し始める時期のお昼寝は重要です。

お昼寝をしておくことで、夜の安眠にも繋がります
赤ちゃんの月齢や個性にもよりますが、だいたい一日1.5時間~3時間を目安にお昼寝をさせると良いと言われています。
お昼寝は、疲労回復だけでなく、安定した心の状態の維持にも効果的です。
さらに、睡眠時間と脳の海馬の体積が比例することが分かっています。海馬とは、記憶や感情をつかさどっている脳の領域のことです。

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お昼寝のさせ方

赤ちゃんにとってお昼寝は大切ですが、無理強いは禁物です。
眠くもないのに、寝かせようとすると余計に時間がかかることもあります。

赤ちゃんは何気ない物音にも敏感なので、なるべく静かで薄暗いな環境をつくります。
また、部屋は適温で快適な状態か、オムツの蒸れはないかなどを確認するようにしましょう。

赤ちゃんであっても、これからお昼寝をするのだということはなんとなく分かります。
日々のお昼寝をするまでの流れを決めたり、お昼寝布団を敷くなどして、これからお昼寝をするんだよと予告してあげることで注意を切り替えてもらいます。

なかには指しゃぶりなどをしながら一人で眠れる赤ちゃんもいますが、おそらくそうではない赤ちゃんの方が多いですよね。

そんな時は、添い寝したり、手を握ってあげたり、お尻や背中・お腹のあたりに手を置いて優しくリズムをとってあげたりしましょう。お気に入りのねんねグッズがみつかるとさらに良いですね。
(参考記事→赤ちゃんがぐっすり眠る方法とおすすめ便利グッズ)

ラッコ抱きと言って、パパやママのお腹の上に赤ちゃんを乗せて寝かせる方法があります。
大好きなパパやママの心臓の音が聞こえると、安心してスヤスヤ眠ってくれることもあります。

抱っこでないと寝てくれない

月齢が低いうちは抱っこをしないと眠れないという赤ちゃんがほとんどでしょう。
しかし、月齢が上がってくるにしたがって添い寝でも寝られる子が増えてきます。可能であれば添い寝に切り替えられると良いですね。
添い寝の方が睡眠の質が良く、ぐっすりと長く寝てくれるというメリットがあるからです。

抱っこは泣き止みやすく、すぐ寝てくれるという利点がありますが、布団に移動させるには少し技術が必要です。赤ちゃんを布団におろそうとしたら起こしてしまった!という失敗経験をした方も多いのでは?

布団におろす時のコツは、布団に置く直前まで自分の体と赤ちゃんの体を密着させておくことです。

まず、赤ちゃんを抱っこした状態のまま、自分の上半身をかがめます。そして、ゆっくりと赤ちゃんのお尻、背中、頭を順番に布団におろしていきます。
自分の上半身はなるべく最後まで赤ちゃんの体に密着させておきましょう。
布団の上におろすことができたら、自分の上半身を赤ちゃんにつけたまま、赤ちゃんの呼吸に合わせて寝息をたてて、少し様子を見ます。
寝ていることがしっかりと確認できたら、そーっと体を話しましょう。

抱っこをし続けたままだと、質の良いお昼寝ができていないことがあります。

外出の時や、やむを得ない時以外は、添い寝で寝かせてあげられるようになると親にとっても赤ちゃんにとっても負担が少なく済みますよ