生まれたばかりの赤ちゃんはとっても可愛く、授乳をするたびに愛おしい気持ちになりますよね。
それでも、やはり夜中の授乳はなかなか大変。
眠いし、起き上がるのがつらい。冬になれば寒くて布団から出たくない…。
そんな夜の授乳を楽にしてくれるのが、「添い乳」です。
添い乳にはメリットもありますが、注意しなくてはいけないデメリットもいくつかあるので、こちらで紹介していきます!
添い乳とは?
添い乳とは、簡単に言えば寝たまま授乳をする方法です。
お母さんも赤ちゃんも横向きに寝て、そのままの格好で授乳をします。
主に夜中の授乳の際に行う方が多いようです。
コツを掴んでうまくできるようになれば、精神的にも体力的にもお母さんの負担がだいぶ減るでしょう。
※関連記事:添い乳のやり方とコツ!授乳後のゲップは必要?
添い乳での寝かしつけはいつからできる?新生児でも大丈夫?
添い乳での寝かしつけは、新生児期からできます。
新生児期は夜中に起きる回数が多く、特に授乳が大変なので、産院でもおすすめされることもあるくらいです。
ただし、赤ちゃんを横に置いて一緒のベッドで寝かせることになるので、ベッドからの落下等には十分注意しましょう。(産院では、おそらく高めのベッドに寝ているはずですからね。)
さて、この添い乳、赤ちゃんが月齢の低いうちからできてメリットも多いのですが、デメリットもあることはご存知でしょうか?
添い乳のメリットとデメリット
添い乳のメリット
添い乳のメリットは、何よりも楽なところです。
お母さんも赤ちゃんも横になったままで授乳できるので、負担が少ないのです。
夜中でも、布団から出で体を起こす必要がありません。
また、横になったままなので、赤ちゃんがおっぱいを飲みながらそのまま寝付いてくれます。
抱っこして寝かしつけると、布団に置いたときに起きてしまうことがありますが、添い乳だとその心配がありません!
添い乳のデメリット
添い乳のデメリットは、主に三つ挙げられます。
窒息死の危険性
一つ目は、窒息してしまう危険性があること。
横になった姿勢なので、赤ちゃんもですがお母さんもそのまま寝てしまうことがあります。そうすると、おっぱいで口が塞がったままになってしまったり、吐き戻した母乳で気道を塞いでしまったりというリスクがあります。
添い乳をしたときは、赤ちゃんが寝たのを確認してからお母さんも寝るように気を付けましょう。
添い乳が癖になってしまう
二つ目は、癖になってしまう可能性があること。
初めは楽な添い乳ですが、癖になってしまう可能性が高いと言えます。
添い乳でないと寝てくれない、おっぱいを欲しがる回数や夜中に起きる頻度が増えてしまった、お母さん以外の人だと寝られない、などなど、ちょっと困ったことも出てきます。
乳腺炎になりやすくなる
三つ目は、乳腺炎になる恐れがあること。
これは赤ちゃんのおっぱいの吸い方や、お母さんの体質にもよりますが、添い乳をしていると乳腺炎になりやすくなります。
添い乳だと毎回同じ方向に寝て同じ角度でおっぱいをあげることが多くなるため、偏った部分からしかおっぱいを飲んでもらえないのが原因です。飲んでもらえずに溜まってしまった部分のおっぱいのせいで乳腺が詰まり炎症を起こすんですね。
また、添い乳は、おっぱいのくわえ方が浅くなりがちです。
おっぱいのくわえ方が浅いと、乳首に負担がかかり、乳首が切れて傷口から細菌感染してしまったり、乳首を潰して飲むことで乳腺が詰まってしまうことがあります。
実際私も睡眠不足で体を起こせなくなり添い乳をしていたところ、しばらくして見事に乳腺炎になりました・・・(泣)
添い乳が癖にならないためには?
では、添い乳が癖にならないためにはどうしたらよいでしょう?
それは、夜中の授乳が添い乳ばかりにならないようにすることです。
もちろん、お母さんが添い乳をしている方が楽だと感じれば、続けて良いと思います。
ただ、夜中に何度も起きて添い乳するのがしんどいと思ったり、癖になっては困るなと思う場合には、毎日ではなくて本当に疲れた時だけにしたり、夜中の授乳のうちの一回だけを添い乳にしたりと、習慣化しないための対策をとりましょう。
もしすでに癖になってしまったけど、やはりやめたいという場合はどうすれば良いでしょうか。
理想は少しずつ添い乳の頻度を減らしていければ良いのですが、そう簡単にはいかないものです。
添い乳を辞めるのであれば、「よし、今日からやめるぞ!」と思ったときにピタッとやめましょう。(ずるずると続けると赤ちゃんが混乱します。)
おそらく、数日間は何度も起きて抱っこしてと、寝不足になるかもしれませんが覚悟を決めて乗り切りましょう。
※関連記事:添い乳での寝かしつけはいつまで続けるもの?上手にやめる方法は?
まとめ
実は、私は添い乳に憧れて、我が子に何度か実践してみましたが、結局はあまりうまくできませんでした。
お母さんの体格やお子さんの様子で、やはり向き不向きはあるようです。
なんにしても授乳は赤ちゃんとの一番のスキンシップです。
添い乳はメリット・デメリットありますが、お母さんのストレスがたまらないように上手に活用しながら、赤ちゃんにとってもあ母さんにとっても負担の少ない授乳時期を過ごしてもらえたら良いなと思います。
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