夜間の授乳をラクにしようと思って始めた添い乳。
添い乳をするとそのまま寝てくれて、自分も起き上がらなくてよくて、すごく楽ではあるんだけど…。なんだか最近、赤ちゃんの起きる回数が増えてきて余計に辛くなってきた…って方はいませんか?
楽なはずの添い乳が逆に負担に…。そうなった今が、絶好のやめ時です!
添い乳の寝かしつけはいつまで?やめる時期やタイミングは?
添い乳での寝かしつけは、いつまで続けなければいけないという決まりはありません。
むしろ、しなくてもいいものですからね。続けてもいいし、やめてもいいんです。
断乳や卒乳があるのと一緒で、いつかはやめる時がきます。
そろそろやめなきゃ!と思って決断してやめられればOK。
それでも、まだいいかなーと先延ばしにしがちな人もいますよね。私もそうです、夏休みの宿題は最後の3日でやるタイプです(笑)
そんな人は、先ほど話したように、「負担を減らすため」に始めた添い乳が「負担になった」時がベストタイミングだと思います。
自分がしんどくなってしまったら、ということですね。
具体的にいうと、夜間起きる回数が増えてしまい慢性的な寝不足になっている、乳腺炎になったり体のどこかに痛みが出たりして体力的・精神的にも限界がきている、などです。
また、仕事復帰で保育園などに預けるようになり、お母さんがいなくても寝てくれるようになってもらいたい、というのもやめる1つのきっかけになると思います。
添い乳をやめるメリット
添い乳をやめる一番のメリットは、お母さんも、赤ちゃんも夜間ぐっすり眠れるようになることです。
添い乳を始めて夜間授乳が増えたという方が多いと思います。
これは、赤ちゃんが乳首をくわえていないと寝付けないようになっていたり、ゲップをしないのでお腹が気持ち悪くて熟睡できなかったりという理由からです。
※関連記事:添い乳のやり方とコツ!授乳後のゲップは必要?
月齢がまだ低い子は例外ですが、夜中に赤ちゃんが何度も起きるのは必ずしもお腹が空いているわけではないのです。
もちろん、やめてすぐは赤ちゃんも慣れずにたくさん泣いてしまうので親子共に寝不足になることもあるかと思いますが、それを乗り越えればよく眠るようになります。
添い乳をやめたら、夜中一度も起きずに寝られた!と感動する人はたくさんいます。
出産してから一晩通して寝ていなかったお母さんからしたら、こんなに嬉しいことはないのではないでしょうか。
また、お母さん以外でも寝かしつけが可能になります。今までは「おっぱいがないと寝てくれないから無理だよ」といっていたご家族にも、寝かしつけを頼めるようになるかもしれません!
添い乳を上手にやめる方法
添い乳を上手にやめるために一番重要なのは、お母さんの強い意志です!
おそらく、今悩んでいるということは、もうだいぶ添い乳が習慣化しているのではないでしょうか?
ですから、「今日から添い乳をやめるぞ!」と決めたらそれを貫きましょう。
赤ちゃんもいきなり夜中のおっぱいを禁止にされて、初めは戸惑い、数日間はギャン泣きすると思います。ただ、そこをぐっと我慢して、添い乳だけはやらずに他の方法を探しましょう。
※関連記事:赤ちゃんの寝かしつけを変えるタイミングと方法
添い乳が習慣になっている子は、それが寝るときの儀式になっているだけで、お腹が空いているわけではないことがほとんどです。
夜中起きてしまったら、トントンしたりしてなだめてあげましょう。(抱っこをしてしまうと、今度はそれが習慣になり、抱っこでないと寝れなくなることもあるので注意します!)
また、できれば、添い乳以外の寝るための儀式を新しく作りましょう。
絵本を読む、リラックスする音楽を流す、好きなおもちゃにおやすみの挨拶をする、頭を撫でる、お腹や背中をトントンするなど、なんでもいいです。
お子さんが「これをしたら寝る時間なんだ」と自分の中で切り替えられるようなものを、様子を見つつ考えてあげましょう。それを添い乳に代わる習慣にしていけるといいですね。
※関連記事:入眠儀式で赤ちゃんを上手に寝かせよう!
添い乳をやめる時に注意すること
添い乳をやめる時、お母さんの寝不足を覚悟しなくてはいけないのはお話しましたね。
しかし、赤ちゃんも大変だということを忘れないでください。
今まで、おっぱいを飲むことで安心して眠りについていた赤ちゃん、急におっぱいがなくなったら不安ですよね。
その不安を取り除いてあげられるのは、お母さんです。
「大丈夫だからね」「ママはそばにいるからね」と赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげれば、そのうちぐっすり眠れるようになりますよ。
また、月齢が低い子は、まだ夜間の授乳が必要な子もいます。
添い乳以外の授乳ならOKですので、月齢に合わせた対応をしていきましょう。
まとめ
断乳と同じで、添い乳もやめるときは親子とも壁を乗り越えなくてはなりません。
でも、それはほんのちょっとの間。そのうち、ぐっすり寝てくれる日が来ます。
できれば、ご家族が長いお休みの時を利用して、昼間にちょっと休ませてもらったりしながら、少しの間親子共々頑張りましょう。
意外とすんなりやめられる方も多いようですよ。
添い乳がなくなって寂しくなるのは、お母さんの方なんてこともあります。やめるときは、お母さん自身も悔いが残らないようにしてくださいね。
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