ママ・パパがどうしても気になってしまうのが我が子の発達度合い。
最初は寝ているだけだった赤ちゃんが、手足をバタバタ動かしたり、「あー」「うー」と喃語(なんご)をたくさん発するようにり、首がすわってきたら今度は「いつ寝返りするのかな?」と気になり始めます。
同じ月齢の子をもつママから、「うちはもう寝返りしたよ」なんて聞いてしまったら尚更ですよね。
ここでは、気になる赤ちゃんの「寝返り」について知っておきたい情報について紹介します!
赤ちゃんの寝返りはいつから?平均は?
赤ちゃんが寝返りを始めるのは、一般的には生後5~6か月頃と言われています。
早いと生後3~4か月頃で寝返りする子や生後9か月でようやく寝返りする子、なかには寝返りをしないうちに先にハイハイを始めてしまう子もいます。
このように成長段階に個人差があるのは当たり前のことです。
私の子どもたちは生後5か月頃に初寝返りをしましたが、子育て支援センターで知り合った同じ月齢の子たちの中には生後4か月でくるくる何度も転がって自在に移動する子もいれば、生後8か月で初寝返りしという子もいたので、随分と個人差があるものだなぁと感じたものです。
寝返りの時期が遅いけど大丈夫?
赤ちゃんがなかなか寝返りをしなくても、その先の成育や発達には影響はないと言われています。
また、うつぶせの体勢が嫌いな子は寝返りが遅くなる傾向にあります。
しかし、あなたの身の回りで寝返りをしない幼稚園児や小学生をご存知でしょうか?
寝相が悪くあちこち動き回る幼稚園児の我が子を見ていると、「いつ寝返りするのかな?」とやきもきしたことが嘘のようです。
寝返りはそのうち必ずするものと思って、ゆったりとした気分で見守ってあげましょう。
それでもどうしても心配な場合は、保健師さんに相談するという手もあります。
また、いろいろなネット記事や育児本をご覧になることもおすすめします。
たとえば、育児漫画家の高野優さんの育児図鑑シリーズや母子手帳シリーズ(漫画+エッセイ)には、次女なぎちゃんの発達がのんびりで、優さんがあれこれ心配して苦労された様子が、詳しく綴られています。(現在新刊は販売していませんが、中古品は手に入るようです。図書館に置いてある場合も。)
まとまった時間のとれない育児中のママも漫画なのでさらっと読めます。
発達のことだけに限らず優さんが育児に奮闘する笑いあり、涙ありの日々がありありと描かれていて共感できる部分がたくさんある、おすすめのシリーズです。
寝返りの練習は必要?
寝返りは筋肉の発達や、赤ちゃんの「あれが取りたい」「あっちへ行きたい」などの興味が湧いてきたころに、自然にできるようになるものなので練習の必要はないと言われています。
しかし、赤ちゃんが足をひねったり、上半身を横に向けたりと寝返りしたそうなしぐさを見せたときに、そっと背中を押すなどして手伝ってあげると、コツを掴んでその後は自分でどんどんできるようになることも。
また、赤ちゃんより少し離れたところにオモチャを置いておくと、それを取ろうとして、初寝返り!となることもあるようです。
我が子に関しては、生後4か月頃から、仰向けに寝かせておくと、両足を上にあげて腹筋のような動作を繰り返したり、うつぶせに寝かせると、今度は上体そらしのような動作を何度もしたり、ということがよくありました。
そしてある日、満を持してクルッと寝返り!
後になって考えてみると、あれは寝返りの準備のために自主トレをしていたのでは、と思えてなりません。
初めての寝返りの瞬間は、親にとってはとても感動するもの。
同様に、赤ちゃん自身も嬉しいはず。寝返りができるようになったら、一緒に喜んであげたいですね。
寝返りに時期に気をつけること
赤ちゃんが寝返りを始めた時期に気を付けなければならないのは、次の2点です。
赤ちゃんのまわりに余計なものを置かない
赤ちゃんが寝返りをしてうつぶせになったときに、顔のまわりに軟らかい布団やクッションがあると、窒息する可能性があります。
赤ちゃんのまわりには日ごろから余計なものを置かないようにしましょう。
ソファやベッドなどの高いところに赤ちゃんを寝かせたまま目を離さない
落下事故を防ぐために、寝返りできるようになった赤ちゃんは柵のあるベッドや、床や畳に直接敷いた布団やマットの上に寝かせましょう。
まとめ
成長のスピードには個人差があることを頭では理解していても、我が子のこととなるとつい焦ったり、神経質になってしまいますよね。
赤ちゃんにもそれぞれ個性があるように、ママ・パパの感じ方も人それぞれ。
同じ子どもの成長をみても、日々の小さな変化に感激できる人、「うちの子はまだあれもこれもできない」と気になって仕方のない人と、大きく二分されるように思います。
しかし、ママ・パパがいくらヤキモキしても赤ちゃんの成長が早まるわけではありませんから、できることなら焦らずゆったりとした気分で、赤ちゃんと過ごす日々を大切していきたいですね。