規則正しい生活をさせて、外遊びもさせているのに夜泣きが止まらない。
一体どうして? 子どもの睡眠時間を確保してあげたいのに、夜泣きで起きてしまう。
一体いつまでつづくの? 夜泣きの原因はなに?
そんな疑問にお答えします!
夜泣きとは
一般的に夜泣きとは、原因もなく突然激しく泣き出すことをいいます。
生後5,6ヶ月から始まり、2歳を過ぎても続くこともあります。
注意が必要なのは夜中に泣いていたとしても、単にお腹がすいていたり、おむつが濡れて気持ち悪いからかもしれません。
これは夜泣きとはいいません。
また、毎晩夜泣きをする子、たまに夜泣きをする子など、子どもによって様々です。
夜泣きは何が原因?
いつも夜泣きをする場合、その原因は生活のリズムが影響しているかもしれません。
そもそも、夜になると眠いのは体内時計が正常に働いているからです。
ですが、体内時計は残念ながら24時間ではありません。そこで朝に太陽の光を浴びて時計の狂いを直す必要があります。
赤ちゃんの場合は朝の7時頃までに光を浴びさせるのが効果的と言われています。
※関連記事:いつから始める?赤ちゃんの生活リズムを整える方法!
それ以外にも、視覚と聴覚に気を配ってあげることが重要です。
寝る直前まで明るい照明をつけておくと、睡眠への導入が困難になります。
もちろん、テレビやパソコン、スマートフォンなどの光を浴びてしまうと睡眠の質を下げてしまいます。
また、可能な限り、完全に真っ暗にした部屋で寝かせてあげてください。
赤ちゃんは光に敏感ですので、カーテンやドアの隙間から漏れ入る外の明かりや、空気清浄機や加湿器の点灯ランプなどのちょっとした灯りにも反応して目を覚ましてしまうことがあります。隙間テープやタオルなどを使って、なるべく光を遮断するようにしましょう。
騒音にも気をつけなくてはなりません。大人にとっては普通の雑音でも、赤ちゃんからすると刺激になることがあります。また、眠る前に好きな歌を聴かせると興奮させてしまうので控えます。
※関連記事:睡眠環境を工夫してぐっすり眠る子どもに
さらに、寝かしつけが原因になることもあります。
赤ちゃんが夜中に目を覚ました時に、毎回すぐに添い乳や抱っこをしていませんか?
本来なら赤ちゃんは自分の力でまた寝つけるはずなのに、ママが必要以上に関わってしまうと、いつもママに助けてもらわないとうまく眠れなくなってしまいます。
添い乳は、頻繁に起きる癖もつきます。
※関連記事:添い乳での寝かしつけはいつからできる?癖になるの?
離乳食が進んでいる月齢の場合は、夜中のおっぱいは必要なくなっていることが多いです。
お子さんが夜中に何度も目を覚ます場合は、寝かしつけも見直してみましょう。
時期によって夜泣きの原因は違う
子どもの睡眠は時期によって性質が異なります。
新生児期の夜泣き
昼と夜の区別をすることはできません。泣くことと寝ることを繰り返す時期です。この時期は、夜に泣いていても夜泣きではなく、おっぱいを求めて泣いていることがほとんどです。
生後1ヵ月~5ヵ月の夜泣き
体内時計ができ、夜にまとめて眠ることができるようになる時期です。そろそろ夜泣きがはじまります。
生後6ヵ月~1歳の夜泣き
夜泣きのピークと言われています。前頭葉の発達段階にあるため、眠りは浅い状態が続いてしまいます。
2歳の夜泣き
夜泣きは終わりに近づいています。2歳以上で夜泣きが続く場合は、生活リズムの乱れや睡眠障害などが考えられます。根本的な改善が必要な可能性があります。
根本的な対策を
夜泣きは、睡眠のリズムを作ろうとする成長の苦しみです。
もちろん泣き止ませるための対処法はたくさんありますが、どれもその場しのぎに過ぎません。
お子さんが夜泣きをする原因は何かを考え、根本的な対策をとることが大事です。
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