新生児ってたくさん寝るものじゃないの?
全然寝てくれないし、すぐに起きてしまうけど、これが普通なの?
なんだか、一日中抱っこばかりしている。
このように、新生児の寝かしつけに悩む親は8割以上にものぼると言われています。
今回は、新生児の寝かしつけに役立つ情報をご紹介します!
新生児の寝かしつけの基本
基本的に、新生児に昼夜は関係ありません。
ほぼ寝て過ごすと言われていますが、これにも個人差があります。
眠りはかなり浅く、寝ていてもちょっとした物音などですぐに起きてしまったりするので、その度に抱っこで寝かしつけが必要な場合もあります。
しかも、近くにいる大人の気持ちを敏感に察知することができるようです。
世話をする大人が好意的でない時には、伝染したように新生児も寝てくれないことがあります。
ですから、新生児の周りにいる大人を含めて、快適に眠る環境を作るのが寝かしつける基本とも言えます。
新生児の寝かしつけの方法
新生児は、大人が思っている以上に敏感です。
なかでも、室温の調整は寝かしつけに重要です。
暑かったり、寒かったりといった少しの温度の違いで眠らないことがあります。
室温は20度前後が良いとされていますが、湿度や乾燥にも注意が必要です。
※関連記事:赤ちゃんが眠りやすい温度と湿度
オムツも吸収が優れている製品であったとしても、常に清潔なものに交換するのがベストです。
蒸れてくると、オムツかぶれや汗疹になってしまい、痒くて眠れないことがあるからです。
新生児の寝かしつけのテクニック
赤ちゃんを寝かしつける方法の記事の中でも挙げましたが、新生児はおくるみやバスタオル、ブランケットなどでくるむと、よく寝てくれると言われています。
もちろん様々なケースがありますが、新生児は寝ているときに、無意識に体を反射で動かしてしまうことがあります(モロー反射)。
そのビクッという動きで起きてしまうことを防ぐためです。
おくるみはきつくしすぎず、緩くしすぎない程度で、キュッと体に巻き付けます。
生地が顔にかからないようにするのも大切です。
要するに、ママのお腹の中にいた時の格好と似た状態にすることで安心感を得ることができて良く寝てくれる子が多いのです。
巻き方はいろいろな方法があるので、インターネットなど調べて、お子さんに合った方法や、ママやパパがやりやすい方法を選ぶと良いでしょう。
新生児のうちからおくるみでの寝かしつけが定着すると、その後3、4ヵ月まで効果があるので、低月齢の赤ちゃんのママやパパは早めに試してみるのも手かもしれません。
※関連記事:赤ちゃんにおくるみを使う方法
新生児は添い寝トントンなどで寝てくれるのか
赤ちゃんの寝かしつけるイメージといえば、横に寝てあげて背中を優しくトントンする絵を思い浮かべる人も多いと思います。
ですが、添い寝でトントンは早くても生後3ヵ月以降でないとあまり通用しないかもしれません。
新生児の場合は、抱っこしながら背中をポンポンポンと音がする程度に少しだけ強めに叩いてあげると、寝かしつけに効果的です。
少し強めに叩くことで、赤ちゃんが体内で聞いていた心音に近い音が再現できるようです。
もちろん、加減には気を付ける必要があります。
ゆさゆさと上下左右に強く揺することはおすすめできません。
新生児を過度にゆすると内出血してしまい、「揺さぶられっ子症候群」の危険があるからです。
新生児や低月齢の赤ちゃんを寝かしつけたり、あやしたりする時には、頭と腰をしっかり支えてあげた上で行うことが大切です。
新生児の寝かしつけに使えるグッズなど
もちろんこれにも個人差はありますが、おすすめのものの一つにバウンサーがあります。
バウンサーはユラユラ揺れるつくりになっているので、安心感を得ることができたり、一定のリズムで揺らすことで赤ちゃんは自然と眠くなってきます。
なかなか寝てくれない新生児の赤ちゃんでもバウンサーだと効果がある場合も多いです。
また、バウンサーに乗せることで、赤ちゃんの視界が広がりママをすぐに見つけることができますし、部屋の中のいろいろなものが目に入りやすいので視覚的な刺激が増えるという嬉しい効果もあります。
そして、持ち運びも簡単にできるので便利です。
他には、置いたときに抱っこの形に近くなるような抱き枕形のクッションなどもあります。
もちろん、タオル等でその形を作るように工夫しても効果があります。ただし、タオルなどは素材によっては窒息の危険があるので注意が必要です。
また、赤ちゃんはおしゃぶりをして眠ることもあります。
(おしゃぶりに関しては、賛否両論あります。 こちらの記事も参考にどうぞ→ おしゃぶりの正しい使い方ガイド)
また、肌触りのよい毛布やタオル、タグ部分を握って眠る赤ちゃんもいます。
さらに、オルゴールのようなα波の出るゆっくりとした音楽やママの胎内音が出る赤ちゃん用の寝かしつけCDや安眠グッズもありますので、いろいろと試してみると良いかもしれません。
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