赤ちゃんが抱っこでしか寝てくれない。
抱っこしてもうまく寝てくれない。
腕や腰に負担のかからない抱き方が知りたい。
本当は抱っこより添い寝で寝かしつけた方がいいの?
赤ちゃんの抱っこ一つとっても、いろいろな悩みが出てきますよね。
今回は、赤ちゃんを抱っこで寝かせる方法やコツ、メリットとデメリットなどをご紹介します。
赤ちゃんの寝かしつけに抱っこをした方がよいとき
基本的に、私は赤ちゃんの寝かしつけには抱っこではなく、添い寝を一番におすすめしています。
理由は、親にとってもお赤ちゃんにとっても負担が少なく、最も自然な形であるからです。
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しかし、新生児~生後3ヵ月頃までは、赤ちゃんの体重もまだそんなには重くないですし、眠るのがあまり上手ではないので、抱っこで寝かしつけをしてあげても問題はないと思います。
ただし、抱っこで寝かせようとしても「眠るまで何時間も抱いていないといけない」となると話が違ってきます。
その場合は抱き方を見直すか、赤ちゃんの抱っこ以外の要求(お腹がすいた、オムツが気持ち悪い、どこか調子が悪い、暑いなど...)を満たす必要があります。
抱っこの仕方にはいろいろありますが、周りに育児経験者がいない場合は、自治体の助産師・保健師・保育士に、赤ちゃんの抱き方のコツを教えてもらっても良いかもしれません。
人見知りが始まる前の赤ちゃんなら誰に抱かれても大差はないとも思われがちですが、抱っこの上手な大人に抱かれると、それまで泣いていた赤ちゃんがピタッと一瞬で泣き止むというのもよくある話です。
また、抱っこをして赤ちゃんを見つめながら、子守歌を歌ってあげたり、お話をしてあげたりすると、喜んでくれることが多いです。
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ラッコ抱きとは?コツなど
「ラッコ抱き」とは、ラッコの親子のように抱っこするやり方で、特に月齢が低かったり、なかなか普通の抱っこで寝てくれなかったりする赤ちゃんにおすすめの寝かしつけ方です。
方法としては、大人が仰向けになりお腹から胸にかけて赤ちゃんをうつ伏せに乗せます。
赤ちゃんの手足がリラックスしやすいためでしょうか、よく寝てくれます。
寝てくれるまで、少し揺らしてあげ背中を優しくトントンしてあげるとさらによく寝ます。
大人の心臓の音が聞こえるため、胎内を思い出し安心するのかもしれません。
ただし、ラッコ抱きしたままママやパパも一緒に寝てしまった場合、大人の寝返りや赤ちゃんの呼吸に注意が必要です。
また、赤ちゃんの顔を横に向けていないと窒息の恐れがあるため、ぐっすり寝入るまで待ち、赤ちゃんをそっと下ろすのがコツです。
寝入ったかどうかは、赤ちゃんの手を軽く触れてみてください。
少しでも反応があれば、下ろすにはまだ早いですが、完全に弛緩してだらんとなっていれば大丈夫です。
※関連記事:赤ちゃんのラッコ抱きはいつからできる?正しいやり方は?
抱っこで寝かせるメリット、デメリット
抱っこされると赤ちゃんは体を固定されるので、おくるみのように包まれる状態になり、安心します。赤ちゃんに親のぬくもりを感じてもらうことができるのがメリットですね。
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しかし、抱っこで寝かせると、よく寝てくれる反面、起こしやすいというデメリットがあります。
また、デメリットは起こしやすいことだけではありません。
抱っこしている大人の体に無理が生じてしまうのです。
特にママは筋力が少ないこともあり、腕や腰などを痛めてしまうことがあります。
そんな方にも、寝ながらできるラッコ抱きや、寝ながら横から赤ちゃんを抱き締める方法(腕枕のような形)もおすすめです。
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赤ちゃんは親の情緒の変化を感じやすい特徴があるため、イライラしながら抱っこをしても伝わってしまいます。
まずは、親が心を穏やかにして、なるべく負担の少ない方法を模索しながら、赤ちゃんを寝かしつけることが大切です。