子どもの体力や知力を伸ばすには、早寝早起きが基本と言われます。
それでは赤ちゃんも?
もちろんそうです!
元気で賢い赤ちゃんを育てるために、早寝早起きの習慣をつけていきましょう。
ここでは、早寝早起きな子にしたいパパ・ママ必見の、「早寝早起きになる11のコツ」を1日のタイムスケジュールに沿ってご紹介します。
1.朝は7時までに起こす
子どもの生活リズムをきちんと整え、夜も早寝してもらうためには、どんなに遅くとも朝7時までには起こしましょう。朝起きるのが遅いと、当然、夜もなかなか眠くはなりません。
赤ちゃんにとって早起きが習慣となり、朝、自分ですっきり目覚められるようになると、一日ご機嫌に過ごせることも多くなります。
将来、保育園や幼稚園に通うことを考えても、今のうちから早起きのリズムをつけておくことは大切です。
2.太陽の光を浴びさせる
睡眠、体温、ホルモン分泌などのリズムを刻む体内時計は、朝の太陽の光を浴びることでスイッチがオンになります。
朝になったらまず部屋のカーテンを開けたり、ベランダに出てみるなどして、赤ちゃんに太陽の光をしっかりと浴びせてあげましょう。
3.朝ごはんは必ず食べさせる
離乳食が3回食になったら、必ず朝食を食べさせましょう。3回食以前の赤ちゃんには、朝起きたらおっぱいやミルクをあげます。
朝食をとると体温が上がり、脳が活性化し、活発に動けるようになります。
もし赤ちゃんが寝起きでボーっとしていたら、顔を拭いてあげるなどして五感を刺激すると、空腹を感じるようになります。
4.外で体を動かして遊ぶ
日中はできるだけ外に出て太陽の光を浴び、体を動かして適度に疲れさせてあげましょう。そうすると、夜の早い時間に心地良く入眠できます。
天気の悪い日は、室内でハイハイ競争や追いかけっこなどがおすすめです。
指先を使った遊びも良いでしょう。
5.お昼寝をしたら、15~16時頃までには起こす
子どもに早寝をさせたかったら、午後遅い時間までのお昼寝は禁物です。理想は15時、遅くとも16時までには起こしましょう。
お昼寝の時間は、月齢にもよりますが、1日で合計1時間半~2時間半くらいが平均です。夜の寝つきが悪いなどという場合には、お昼寝は寝たいだけ寝させるのではなく、調整する必要があります。
6.室内では指先を使った遊びをする
体を使った遊びのほか、実は、指先を使った遊びも脳を働かせ、ほどよい疲れを与えます。もちろん早寝にも効果的です。
ルーピングや積み木などの指先を使うおもちゃのほか、床に大きめのテープなどを貼ってはがす遊びもおすすめです。
7.夕食は18時までには済ませる
就寝を20時くらいとすると、遅くとも18時までに夕食を済ませておくと、その後のお風呂屋や寝かしつけなどに余裕が持てます。
パパと遊んだり、お風呂後にママがゆっくりスキンケアしたり髪を乾かす時間もできますね。
8.夕食後くらいから部屋を薄暗くし、テレビなども控える
夕食後は徐々に寝る準備に入る時間です。
外が暗くなってきたら、部屋の照明も少し落として、激しい遊びやテレビなども控えましょう。赤ちゃんの体に、夜になることを教えてあげます。
また、暗くすることで睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促し、眠気を誘います
9.お風呂はぬるめのお湯につかる
熱いお湯は交感神経を刺激するので、興奮して目がぱっちり冴えてしまいます。
ぬるめのお湯にゆったりと入ることで、体の疲れやダメージを回復させて、心もリラックスさせる副交感神経を優位にしてあげましょう。
浴室の照明が明るすぎる場合、可能であれば白色よりオレンジ色の電球にし、ワット数も少し落とすと良いでしょう。
10.寝室はできるだけ暗くしておく
睡眠ホルモンのメラトニンは、暗いところでないとじゅうぶんに分泌されません。
また、赤ちゃんは光にとても敏感ですので、豆電球や、電子機器のちょっとして明かりなどにも反応して覚醒してしまう場合があります。眠りを妨げる可能性があるものはできる限り排除し、なるべく真っ暗な状態にして寝かせてあげましょう。
赤ちゃん時代から暗い寝室で眠ることに慣れておくことも大切です。
11.入眠儀式を作ってスムーズに眠りに誘う
布団の上での絵本の読み聞かせやベビーマッサージ、背中やお腹をトントンなど、「寝る前の儀式」を作ると自然と眠るモードになることが多いです。
1歳以下の赤ちゃんの場合は、ママと密着しながらおっぱいやミルクをもらうだけでも入眠儀式としてはじゅうぶんです。
当然、スマートフォンなどの画面の光は脳を覚醒させるので、特に寝る前には絶対に見せないようにしましょう。