毎晩、赤ちゃんの夜泣きがひどい。
こんなにひどい夜泣きをして、赤ちゃんは大丈夫なの?
一体どうしたらいいの?
そんな、ひどい夜泣きに関する疑問にお答えします。
赤ちゃんは皆、夜泣きがひどいもの?
毎晩夜泣きをする赤ちゃんもいれば、たまにしかしない赤ちゃんや、全くしない赤ちゃんもいます。夜泣きはとても個人差のあるものです。
そもそも欧米では、夜泣きという言葉はなく、さほど問題とも考えていないようです。 夜泣きだから何とかしなくてはとか、泣き止ませなくてはという考えがほとんどありません。子どもが夜に泣いても必要以上には干渉せずに、基本的には“見守る”というスタイルをとっています。
だいたい生後半年を過ぎた赤ちゃんは、寝室を別にすることも珍しくありません。
夜泣きは個人差が大きいので本来比べることではありませんが、毎晩のようにひどい夜泣きが続くと、どうしても心配になってしまいますし、パパやママも辛いですよね。
そんな時、家族や友人以外の専門的な助言も欲しいと思うこともあるでしょう。 その場合、保健センターなどの育児相談で専門家に相談することもできます。 また、児童館や子育てサロンなどでは、他の先輩パパ・ママや保育士の方などから、フラットな立場で相談したり意見を聞いたりすることもできるのでおすすめです。
赤ちゃんの夜泣き、考えられる原因は
赤ちゃんの夜泣きの原因は、寝る前にブルーライトなどの強い刺激を受けたことや、生活リズムの不安定さ、睡眠環境や寝かしつけの問題、昼間の出来事を思い出して泣いている、など多種多様にあります。
夜泣きの正確な原因は、各々の赤ちゃんによって違うため一言では説明できません。 ただし、特に夜泣きがひどいと言われる時期は赤ちゃんの睡眠サイクルの形成過程時期であることは間違いありません。昼と夜を認識して、夜にまとめて寝ようとしているのです。
夜にまとめて眠るのは、生まれながらにしてできることではなく、多くの場合、練習や経験が必要です。 赤ちゃんはもともと大人より眠りが浅いうえに、夜にまとめて眠ることもまだ上手ではないため、ちょっとしたことが原因で目を覚ましやすいのです。
ひどい夜泣きが長期間続いていると、どんな問題があるのか
夜泣きが続くと、赤ちゃんの健康面が心配になりますよね。 夜泣きをすれば、睡眠時間だけでなく、睡眠の質も下がる一方です。
睡眠不足が長く続くと、赤ちゃんの成長に必要なホルモンの恩恵をじゅうぶんに受けることができず、脳や体や心の発達にとって深刻な問題をもたらす可能性があります。
ひどい場合は睡眠障害に至ることもあります。
ただし、夜泣き自体は病気ではありません。 赤ちゃんは自分に必要な睡眠は自然に調整しているとも言われています。夜あまり眠れていないぶん、お昼寝をたくさんさせてあげられるようにしましょう。
もちろん、ゆくゆくは夜にまとめて眠れるようしてあげることが目標です。
ひどい夜泣きが何ヵ月も続いている場合や、毎日機嫌が悪くて眠そうにしている場合などは、早めの原因の追究と対策を講じる必要があります。
そもそも、眠いのに眠れなくて泣いているのか、体の不調などを訴えて泣いているのか、まずはその判断が大事です。
ひどい夜泣きの対処方法
どうしても夜泣きがひどくて堪らないとき、どうすればよいか。
まず、原因は何かを考えましょう。
夜泣きは、特にそれがひどいものであればあるほど、必ず原因があると言えます。 原因を考え、もしその原因が排除できるものであれば、可能な限りそれを取り除く努力をしましょう。
(夜泣きの原因に関しては、以前に別の記事でご紹介しています。)
夜泣きはそのうちおさまるとも言われていますが、“そのうち”がいつになるかは誰にも分かりません。 今できることがあるのであれば、早めに対応して決して損はありません。
ただ、焦りや心配し過ぎは禁物です。
パパやママの気持ちが赤ちゃんに伝わってしまい、余計に泣くこともあります。
繰り返しになりますが、夜泣きは病気ではないですし、必ず改善できるものです。 試行錯誤しながらでも大丈夫ですので、自信を持って夜泣き改善に取り組みましょう。