赤ちゃんの中には、夜泣きを全くしない子、週に一度だけする子、毎日する子など、実にさまざまです。
他と比べる必要はないと思いつつ、夜泣きをする子と、しない子に違いがあるのか気になってしまいますよね。
今回は、夜泣きをする赤ちゃんと上手に付き合うコツをご紹介します。
夜泣きをする子としない子の違い
赤ちゃんが夜泣きをする原因は、一概に言えるものではありません。
そして、夜泣きをする子としない子の違いは、寝室環境や、ママ・パパの寝かしつけ方や生活の仕方によるものだけでなく、赤ちゃんの生まれ持った気質や性質の違いもあります。
たとえ寝室で大きな音がしたり、まぶしい光を浴びせても、平気でスヤスヤと寝ていられる赤ちゃんもいます。
その一方、少しの物音や光に敏感に反応して、すぐに目を覚ましてしまう赤ちゃんもいるのです。
まず、どんな赤ちゃんに対してでも親ができることは、生活リズムを整えてあげて、寝室を快適にしてあげることです。
これをするだけでも、今まで寝つきの悪かった子が眠りやすくなったり、毎日夜泣きが当たり前だった生活が一変することもあります。
それでも夜泣きが続くようであれば、寝かしつけなど、他の要因について考えましょう。
夜泣きの原因を探し当てるまで、赤ちゃんに気長に付き合ってあげる必要があります。
夜泣きをする赤ちゃんとの付き合い方にはコツがあります。
寝かしつけの方法
まず、寝かしつけに関してです。
寝かしつけを、抱っこにするか添い寝にするか、授乳をするか、何もせずに寝るのを待つかという選択を意識的にやっていますか。
なんとなく赤ちゃんが確実に寝てくれる方法をとりがちになるとは思います。
ですが、眠るまでの毎日の習慣のなかに、何を取り入れるかは重要です。
たとえば寝かしつけるときに毎回抱っこすることに負担を感じないのであれば、いくらでも付き合ってあげると良いでしょう。
しかし、寝かしつけが抱っこであることが定着してしまうと、赤ちゃんが夜に起きた時も毎回抱っこしてあげないといけなくなります。
授乳に関しても同じことが言えます。
逆に言うと、夜中でも赤ちゃんを素早く寝かしつけてあげることで、新たな夜泣きを防ぐことができます。
寝かしつけはなるべく、ママやパパにとっても負担が少なく、長く続けられるようなものにしましょう。
今の寝かしつけの方法を変える場合、多少時間はかかっても、赤ちゃんが新しい寝かしけ方法で寝てくれるようになるまで辛抱強く続けましょう。
夜間に必要以上にかまい過ぎる
赤ちゃんに構い過ぎると、癖になることがあります。
構ってて欲しいので泣いて、泣くとまた構われるのでさらにまた泣いてと、悪循環に陥ってしまいます。
構われると嬉しいものです。
嬉しいと興奮してしまいますが、興奮すると眠れません。
そこはある程度メリハリを付ける必要があります。
つまり、日中はたくさん抱っこして思う存分構ってあげても、夜間は必要以上に構ってしまうことで自然な眠りの妨げになってしまうことがあるのです。
赤ちゃんは一人で眠る練習をしている時期であることを理解して関わるのがコツです。
夜中に泣き声をあげたりしても、毎回すぐに対応はしないことも大切です。
1~2分は何もせずに様子を見て、単なる寝言ではないかどうかを見極めましょう。
もちろん泣き方によっては注意も必要です。
いつもと様子が違う泣き方の時は、苦しそうにしていないか、吐いてはいないか、肌に異常はないかなどの確認をしましょう。
すぐにおっぱいをあげない
夜泣きをしている赤ちゃんに、おっぱいやミルクをあげると落ち着くことが多いですよね。
安心感とともに、お腹がふくれて眠くなるからです。
ですが、実はこれも悪循環に陥ってしまう原因になります。
赤ちゃんが夜中に泣くとき、毎回授乳を求めているわけではないことを理解し、泣きやませるための夜間授乳はなるべく控えましょう。
生後7~8ヵ月以上であれば、自分の力で朝まで眠ることのできる赤ちゃんもでてきます。
(母乳育児を長く続けたい場合は、卒乳・断乳まで、夜間に1~2回の授乳は続けた方が良い場合もあります。)
赤ちゃんは自力で眠りに戻ることがある
赤ちゃんは眠ることが上手ではありません。
けれども、成長しながらそのスキルを身につけようとしています。
初めのうちは多少泣いてしまっても、ママやパパが余計な手出しをせずにしっかり見守ってあげることで、徐々に自力で眠れるようになります。
手を出してしまうと、親からすれば手助けのつもりでも、赤ちゃんにとっては必要のないものかもしれません。
赤ちゃんの力を信じてあげましょう。