長かった授乳生活。
食事に気を遣い、夜中に何度も起きて、大変な毎日だったことでしょう。
ついに断乳をして、ちょっとはラクができるかなと思っていたのに…まさかの夜泣き!
断乳したらよく眠るようになるんじゃなかったの!?と悩んでいるお母さん、いませんか?
どうして断乳したのに、夜泣きがなくならないのでしょうか?
今回は、そんな断乳に関する疑問や悩みにお答えします!
断乳後に夜泣きはなくならないの?原因は?
断乳したらよく眠るようになったという話はよく聞きますよね?
これは、「夜起きる=おっぱい」というつながりがなくなったからです。
夜起きてもおっぱいをくれないから諦めて寝ることにした、という言い方もできますね。でもその子たちも、おそらく数日間は夜泣きが続いたはずです。
ただ、1週間以上たっても夜泣きがなくならない、むしろひどくなってきているという方は、こんな原因があるかもしれません。
たとえば、寝室を真っ暗にしていなかったり、暑かったり寒かったりする(もしくは厚着or薄着させ過ぎている)、朝遅くまで寝ている、昼寝が長すぎる、昼間の活動量が少ないなど。
どれか、あてはまるものはないでしょうか?
寝る時の環境だけでなく、日中の生活も影響している可能性があるので、様々なところに目を向けてみましょう。
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また断乳したことで、そのぶんどうしてもスキンシップの時間が減ります。子どもは、たくさん触れてもらうことで安心するもの。
もしかしたらスキンシップが減ってしまったことも、夜泣きする原因の1つかもしれません。
断乳後の夜泣きはいつまで続く?
先ほどもお話しましたが、断乳直後はどの子も必ずと言っていいほど泣きます。
寝かしつけに授乳をしていたり、添い乳をしていたりした人は特にです。
数日で終わる子が多いですが、なかには1か月近く続く子もいて個人差が大きいです。ただ一つ言えることは、必ずいつか終わるということ。
夜泣きが長い子は、原因を取り除いてあげることで早く夜泣きがなくなる可能性もあります。
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夜泣きをしたらどう対応すれば良い?抱っこしてもいいの?
断乳後の夜泣きがつらいのは、今までと違って授乳ができないことですよね。
でも、夜泣きに負けて授乳をするのは絶対にやめましょう。
まずは、おっぱいがなくなって不安な子どもの気持ちに寄り添ってあげましょうね。
それから、泣いたらすぐに抱っこしないでちょっと見守ってあげましょう。もしかしたら、そのまま寝てしまうかもしれません。
寝なかったら、トントンしたり体をさすってあげたりする。それでもダメだったら抱っこしてあげる。そんな流れでいいと思います。
最初から抱っこだと、今度は泣いたら抱っこしてくれるという習慣がついてしまうこともあります。
日中なら良くても、夜中は大変ですよね。
なるべく抱っこしなくても寝られるようにしていければ、親子ともラクになります。
また、夜泣きの時に電気やテレビをつけたりすると刺激になってしまうので避けてください。
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断乳後の夜泣きを減らすための方法
夜の対応だけでは、夜泣きはなくならないと思います。
夜泣きを減らすために、日中の生活を見直してみましょう。
まずは、早寝早起き。そして、なるべく決まった時間に昼寝をしましょう。
生活のリズムが整ってくることで、夜になると自然と眠くなるようになります。
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また、日中はたくさん体を動かしましょう。
私の子どもたちも、家にこもった日はなかなか寝てくれません。公園に行ったり、近所を散歩したり、体を動かすことで疲れて寝るようになります。
ただ、あまり活動しすぎても、逆に疲れて夜泣きの原因になるので、ほどほどに。
それから、入眠儀式を作るのも良いです。
絵本を見る、おもちゃにおやすみのあいさつをする、音楽を流す、などです。
何か1つでいいので、お子さんが「これをしたら寝る」と自分自身で思えるように、授乳以外の新しい習慣を作ってあげましょう。
そして一番大事なのは、スキンシップを増やしてあげること。
断乳で減ってしまった触れ合いの時間をスキンシップで埋めてあげると、お子さんも安心できるはずです。
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まとめ
夜泣きはつらいもの、しかも授乳という手段がなくなった後の夜泣きは、さらにつらいですよね。
でも、生活を見直すことで減ってくる可能性もあります。夜泣きだけに目を向けずに、その背景にあるものに目を向けていきましょう。
また夜泣きは、一度なくなってもまた復活する時期があるものです。
原因は様々ですが、夜泣きをする時って、何かの節目だったり変化があった時だったりします。そう考えると、夜泣きって成長している証なんですね。
続くとイライラしてしまうこともありますが、「我が子は今成長しているんだな、よし、がんばれ!」とプラスに考えてみましょう。
お母さんの気持ちの余裕が、我が子を安心させてあげる一番の近道だと私は思います。
大丈夫、夜泣きの出口はちゃんとありますからね。